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2012.02.07

『心に雹の降りしきる』 香納諒一

『このミステリーがすごい! 2012年版』国内第9位。

7年前に起きた、少女の行方不明事件。
その新たな遺留品について、捜査を始めたところ、情報主が死亡してしまい……というお話。

事件がてんこ盛り過ぎて、読み終わってから、頭を整理しなければなりませんでした。
それだけいろんな事件が絡んでくる、最後まで飽きさせない展開ではあります。

でっちあげ情報で、報奨金をもらおうとするような、悪人かと思えば、良心を見せたりもする。
捜査も、単独で強硬姿勢をとるわりに、時に思いがけないほど、弱々しくなったり。

自分でも言っていますが、主人公が、善人にも悪人にもなりきれない。
ハードボイルドかと思うと、そうでもない。
つかみにくい存在でした。

そんな都筑の、葛藤の物語ともいえます。

最後には、じーんとする場面も。

警察小説で、ドラマ「相棒」の話がちらほら出たのには、笑ってしまいました。

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