『心に雹の降りしきる』 香納諒一
『このミステリーがすごい! 2012年版』国内第9位。
7年前に起きた、少女の行方不明事件。
その新たな遺留品について、捜査を始めたところ、情報主が死亡してしまい……というお話。
事件がてんこ盛り過ぎて、読み終わってから、頭を整理しなければなりませんでした。
それだけいろんな事件が絡んでくる、最後まで飽きさせない展開ではあります。
でっちあげ情報で、報奨金をもらおうとするような、悪人かと思えば、良心を見せたりもする。
捜査も、単独で強硬姿勢をとるわりに、時に思いがけないほど、弱々しくなったり。
自分でも言っていますが、主人公が、善人にも悪人にもなりきれない。
ハードボイルドかと思うと、そうでもない。
つかみにくい存在でした。
そんな都筑の、葛藤の物語ともいえます。
最後には、じーんとする場面も。
警察小説で、ドラマ「相棒」の話がちらほら出たのには、笑ってしまいました。
| 固定リンク
「おすすめ本【か行】」カテゴリの記事
- 『県庁の星』 桂望実(2012.05.09)
- 『麒麟の翼』 東野圭吾(2012.04.29)
- 『ガリレオの小部屋』 香納諒一(2012.04.23)
- 『硝子のハンマー』 貴志祐介(2005.07.18)
- 『狐火の家』 貴志祐介(2010.12.04)

Amazon で詳細を見る
コメント