『GOSICK ―ゴシック―』 桜庭一樹
ひょんなことから、噂の幽霊船に、閉じ込められた人々。
しかもその船には、危険な罠がしかけられていて……。
サスペンス風なストーリーに、ヴィクトリカの謎解き。
テンポよく、二人の会話が楽しい作品でした。
陶人形のような美しさなのに、かなり変った少女・ヴィクトリカ。
しかしその頭脳は明晰で、混沌を再構成し、謎を解いていく。
そんなヴィクトリカに振り回される、帝国軍人の三男・久城一弥。
まだまだ子供だな、と思わせる、ヴィクトリカと一弥の会話が、微笑ましいです。
この二人のキャラが、魅力的でした。
服装といい、街並みといい、古きヨーロッパの、雰囲気たっぷり。
今回は、今はもうないという、富士見ミステリー文庫版で読みました。
最初は、装丁が可愛らしく、大人向けには思えなかったので、驚きました。
そもそもが、少女向けの作品だったようです。
そう理解すると、武田日向のイラストはとても愛らしく、作品にぴったりでした。
【既読の桜庭一樹作品】
『赤朽葉家の伝説』
『青年のための読書クラブ』
『鉄製天使』
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
『本に埋もれて暮らしたい』
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