『天使の報酬』 真保裕一
サンフランシスコでの、日本人失踪事件から始まった事案が、思わぬ広がりを見せ……というお話。
外交官・黒田康作シリーズ第2弾。
『アマルフィ』が、イタリアの描写たっぷりだったのに対し、今回は、ほとんどが日本での話でした。
前作でも感じましたが、主人公のスーパーマンぶりがすごいです。
捜査権のない、外務省の職員が、ここまでできるものでしょうか。
省の違いによる、非協力的な態度。
警察内部の、対立。
外交官というより、警察小説のような一面がありました。
誰もが素直ではなく、謎めいた状況は、なかなか興味深かったです。
罪を犯した関係者が、多すぎる気がしました。
理由はあれど、それほど簡単に、普通の人が罪を犯していくものかな、と。
大掛かりな事件を引き起こした首謀者は、動機が弱く、ギャップを感じました。
【既読の真保裕一作品】
『奪取』
『ホワイトアウト』
『ダイスをころがせ!』
『覇王の番人』
『盗聴』
『誘拐の果実』
『震源』
『奇跡の人』
『発火点』
『真夜中の神話』
『最愛』
『アマルフィ』
『デパートへ行こう!』
『天魔ゆく空』
『追伸』
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