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2009.07.07

『心霊特捜』 今野敏

主人公の岩切大悟は、怖い話が苦手で、ホトケも見たくないという、弱々しい警察官。

ところが任命されたのは「R特捜班」の連絡係。
「心霊特捜班」と一緒にいると、嫌でも心霊現象と係ることになり・・・というお話。

装丁からして親しみやすく、軽くて読みやすい作品です。
二重標的(ダブルターゲット) 東京ベイエリア分署』から始まる、シリアスな安積班シリーズを読みすすめているところなので、ギャップがありました。

現実主義、証拠主義の警察に、心霊専門班がある、という設定が面白いですね。
しかも本当に「視える」警察官が待機している!

憑依させて成仏させる、里美。
神道系の数馬と、密教系の鹿毛。
ジャンルが違っていて、教義(?)の違いで、言い争ったりするのも面白いです。

彼らをまとめ上げる番匠警部は、意外にも「視えない」人だったりします。

心霊モノといっても、幽霊が犯人でした、というオチではありません。
「視える」からこそ、事件の真相を見抜いていく・・・という、きちんとした警察小説です。

どの霊も基本的に優しくて、ホラー的な怖さは一切なし。
ほのぼのしていて、これはこれで楽しい作品でした。

亜佐美とのその後も気になりますし、シリーズ化してもいいのではと思いました。

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【2009.10.31 追記】
『潜入捜査』読了しました。

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