『流れ星が消えないうちに』 橋本紡
海外旅行先の事故で、不意に亡くなってしまった、加地。
加地を忘れられないまま、その友達の巧と付き合い始めた、奈緒子。
一方、仕事の関係で佐賀にいたはずの父が、「家出」してきて・・・というお話。
決して悪くはないんだけれど、すごく良いとも言えず。
微妙に入り込みきれませんでした。
というのも設定が、『九つの、物語』と同じで、無意識の内に比較してしまったから。
主人公が身近な人の死を、受け入れられていない大学生。
恋人との幸せを感じながらも、どこか危うさを抱えている。
本(今回は漫画も)の話を挟むところも、同じです。
今と高校時代の思い出をクロスさせながら、浮かび上がる加地くんは魅力的です。
死後1年も経たずに、巧と付き合い始めておきながら、今更悩んでいる感はぬぐえず。
巧が、サッカーにかこつけて行った行為も、共感できませんでした。
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