『麦酒アンタッチャブル』 山之口洋
映画「アンタッチャブル」になりきっている根津(ネス)が巻き起こす、軽快で楽しいどたばたコメディ。
映画を知らずに読んでいても楽しめましたが、映画を観ている方が、さらに面白いと思います。
根津の描写を読んでいて、頭をよぎったのは、どきどきキャンプの「24ショートコント」。
演じている人物は違うものの、映画の人物、しかも海外の作品になりきっていることで、現実の日本から浮いてしまっているおかしさが、共通している気がしました。
酒税を払わず、非合法のビールを自家醸造するホームブリュワー。
その非合法の醸造に、異様な取り締まり意欲を持っている、財務省酒税課の根津。
思い込みの激しい根津が牽引者となって、物語はハチャメチャな展開をしていきます。
テンポがよくて、登場人物たちの弾けっぷりも面白くて、楽しい作品でした。
自家製ビールの酒税をめぐった作品なので、主人公の魚崎(ウォレス)も、ビール作りに手を染めます。
ビールの造り方や、日本のビール業界の特徴を、楽しみながら知ることが出来たのも、良かったです。
財務省の酒税課と、国税庁の酒税課の違いなども、初めて知りました。
ビール好きの方には、特にお勧めです。
自家製ビールが作りたくなってしまうかもw
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