« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月の記事

2008.12.28

東京ミッドタウンイルミネーション2008

続いて向かったのは、東京ミッドタウン
たまたま前日のイルミネーション特集で見かけ、東京タワーから近いので、はしごする事にしました。

camera「東京ミッドタウンクリスマスイルミネーション2008」

お目当ては、「スターライトガーデン」だったのですが、その手前のイルミネーションが個性的で、目を引きました。
Champs-Elysees illumination
シャンパングラスのような形で、時折雫(雪らしい)が滴りおちるこのイルミネーションは、「シャンゼリゼイルミネーション」。
パリで使われているLEDと同じものなのだとか。
落ち着いた色合いが、素敵でした。

そしてメインの、「スターライトガーデン」へ到着。
Appearing blue space
一面青い海のようで、幻想的です。

突然、全ての光が消えて、一面真っ黒になると、右上から一筋の光が!
上手く写っていませんが、矢のような線が、その光です。
Shooting star
これは30分に1回だけ現れる、流れ星のイルミネーションです。
テレビで見て、興味を持ったイベント。
時間を知らずに行ったのに、見られてラッキーでした♪

どういう仕組みなんだろうと不思議でしたが、現地で見ると仕掛けが分かりますね。

流れ星が衝突すると、青い光が広がって、再び宇宙が現れるのでした。
Constellation of winter
ものすごい強風と雨で、正直ゆっくり眺めていられなかったのですが、冬の星座(北斗七星、カシオペア座、ふたご座、ぎょしゃ座、オリオン座、おうし座)が現れているそうです。

このイルミネーションは、外へ出て見に行くのですが、混雑していると、入場制限があるとか。
あまりの雨に外へ出る人は少なく、窓ガラス越しに眺めている人が多かったです。

そして戻り際に見たのが、8メートルもの巨大KIRIKOツリー。
「江戸切子」をモチーフにしているそうで、他のツリーとは一味違った意匠でした。
KIRIKO Tree
戻ってから知ったのですが、中から見上げると、鏡面の世界が広がるのだとか。
うーん、見たかったです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

東京タワークリスマスイルミネーション2008

23日で50周年を向かえた、東京タワー
その前日に、クリスマスイルミネーションを撮りに行ってきました。

camera東京タワークリスマスイルミネーション2008

ちょうど関東を前線が通過する時間帯だったので、風は強いは、雨は降るは。
なかなかハードな撮影環境でした(^^;;

12月~1月は、新ライトアップ「ダイヤモンドヴェール」が開催中だったのですが、時間が合わず。
既存の「ランドマークライト」でしたが、50周年の「50」の文字が入った姿を見ることができました。
50th Anniversary of TokyoTower

お目当てのクリスマスイルミネーションはというと、東京タワーの足元(?)にて展開。
高さ12メートルのツリーは、なんと本物のモミの木なんだとか!!
Big fir tree
強い風にゆさゆさ揺れるところは、生の枝ならではの趣でした。

とても綺麗なイルミネーションで、カップルや、一眼レフカメラを掲げたグループなどもいたのですが、何せ風と雨。
TokyoTower  christmas illumination 2008
みんな屋根のあるスペースから遠巻きに見ていたので、人のあまりいないところを撮影できました。

50周年を記念したオブジェも、いくつかありました。
TokyoTower  christmas illumination 2008

雨脚が強くなる中、次のイルミネーションスポット目指して、移動です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.27

「ペットの俳句 頂上決選投票!!」に選出♪

久々に「BlogPetしんぶん」の「ペットの俳句 頂上決選投票!!」に選出されました。
投票してくださった皆様、ありがとうございます!!

ブログペットからの通知メールがあり、いそいそと見に行ってみた一句がこちら。
ペットの俳句 頂上決選投票

あいよくに もうそうすれば たちばかな

人前にさらされるには、ちょっと恥ずかしい一句でした(^^;;
ブログのジャンルを疑われかねませんw

ひみつ日記
昨日のエントリに刺激を受けて作ったのが、この一句!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.26

メリークリスマス、そして・・・

1日遅れのメリークリスマス(^^;;
Merry Christmas

あと何回更新できるか分からないので、早めのご挨拶をば。

今年も沢山の方にお世話になりました。
ネット上だったり、リアルでお会いしたり、さまざまな刺激を頂きました。

来年もどうぞよろしくお願いします。
みなさま、よいお年をお迎えください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ブログペット背景 丑年編

今回お借りしたBlogPet素材を紹介します。

まずは、セット素材から。

猫のお凸・素材の蔵出しさまの「2009年度『09正月背景~(扇)』2点+俳句背景UP」(F)です。
俳句
背景 背景
カラフルな扇が、華やかなお正月を演出してくれますね。
「おめでとうございます~!!」と飛び出したくなっちゃいますw

webでお絵かきさまの「BlogPet短冊@オーナメント編♪」「BlogPet背景☆オーナメント編♪」(J)です。
俳句 俳句
背景 背景
紹介が遅れましたが、クリスマスにお借りしていました。
キラキラと輝くオーナメントが、お洒落♪
大きな雪の結晶も、クリスマス気分を盛り上げてくれます。

次は、背景。

Art.Kaedeさまの「Art.Kaedeブログペット背景素材 - 季節のFlash」→「干支・(丑)牛」(F)です。
背景 背景
背景 背景
愛くるしい牛の動きが、とてもキュートです。
凛々しい赤べこなど、大人っぽい背景もあります。
ブログの雰囲気に合わせて選べるのが、嬉しいですね。

のあろぐ。さまの「休日なので」より"草原の牛"(J)です。
背景
忙しいお正月に、ほのぼの癒されてしまう背景です。
「あけおめ」の文字入れタイプをお借りしました。
丑年に牛乳を飲めば、1年間健やかに過ごせそう!?

素材をお借りするときは、「BlogPet背景を利用するときのマナー(使用BlogPet背景素材的注意事項)」と、素材屋さんの利用規約を守って下さいね。

IRCの#blogpetにてチャットを実施中です。
BlogPetファンのみなさまのご参加をお待ちしてます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.23

『天璋院敬子』 梅本育子

滝山の目を通して、篤姫の輿入れから、江戸城明け渡し後までを描いた、小説。
読みやすいお話ではあったのですが、下世話な印象でした。

大奥を、権力欲と愛欲の場、と捉えていて、品のない話題がちらほら。
特に最後の結末は、史実的な裏づけがないのなら、下世話な妄想としか言いようがないです。

「御年女滝山の語るものがたり」となっているのですが、滝山の語りとしてこの言葉遣いはおかしいのでは、と引っかかるところがちらほらありました。

例えば将軍を「家定」「家茂」などと呼び捨てにしているところ。
将軍以外でも、藩主たちの名前を呼び捨てにするのは、滝山の立場ではおかしいのではと思います。

そのくせ「様」がついているところもあり、言葉遣いの不統一が気になりました。
立場が上の人の動作については、敬語を使うべきだと思いますし、地の文の言葉遣いに、違和感がありました。

Amazon で詳細を見る

  【既読の大奥関連書籍】
畑尚子『幕末の大奥-天璋院と薩摩藩』
由良弥生 『大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで』
辻ミチ子『女たちの幕末京都』
原口泉 『篤姫 わたくしこと一命にかけ』
宮尾登美子 『篤姫の生涯』
鈴木由紀子『最後の大奥 天璋院篤姫と和宮』
邦光史郎『大奥の謎 秘められた江戸の密室』
浅野妙子『大奥 第一章』
『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』 徳川宗英(むねふさ)
森村誠一『大奥情炎―人間の剣 江戸編二』
杉本苑子『春日局』
宮尾登美子『東福門院和子の涙』
司馬遼太郎『最後の将軍―徳川慶喜』
有吉佐和子『和宮様御留』
宮尾登美子『天璋院篤姫』
吉屋信子『続 徳川の夫人たち』
松本清張『大奥婦女記』
吉屋信子『徳川の夫人たち』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.19

『幕末の大奥-天璋院と薩摩藩』 畑尚子

「はじめに」でも宣言しているように、奥向の役割に着目した本。
薩摩藩と将軍家の繋がり、篤姫から天璋院への軌跡、和宮と天璋院の軋轢など。

大奥の制度を表面的にまとめるのではなく、女中名とその果たした役割を上げながら、具体的に解き明かしています。

一口に奥女中と言っても、将軍付、天璋院付、本寿院付と分かれているもの。
主の違った女中たちが、どのように配置されていたのか。
実際に女中名の入った部屋割りを使い、解き明かしたり。

多くの子女に恵まれた薩摩藩が、どのように婚姻を結び、その奥向きと手紙のやり取りを行ってきたのか。
手紙のやり取りをした御年寄名を表にまとめ、薩摩藩のコネクションや情報網について、解き明かしたり。

当たり前のことなのですが、生身の人間が働いていたのだ、ということを強く感じました。

天璋院についても、細かい転居の状況や、嗜好など、手紙から分かることを、詳しく取り上げています。
「歴史上の人物」としてではなく、一人の生身の人間として感じられる内容でした。
どのような暮らしをしていたのかなど、生活を感じられます。

ただ筆者は、天璋院について「宮尾登美子氏の小説に描かれたものは偶像」であり、「自己主張のはっきりとした性格で、自分の判断で行動するタイプ」で「上昇志向が強く、見栄っ張り」な女性と捉えています。

その視点で語られているので、天璋院については辛口で、和宮に関しては甘い、というところがあり、大河ドラマ「篤姫」のイメージで読みたい人には、ちょっと合わないかもしれません。

Amazon で詳細を見る

  【既読の大奥関連書籍】
梅本育子『天璋院敬子』
由良弥生 『大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで』
辻ミチ子『女たちの幕末京都』
原口泉 『篤姫 わたくしこと一命にかけ』
宮尾登美子 『篤姫の生涯』
鈴木由紀子『最後の大奥 天璋院篤姫と和宮』
邦光史郎『大奥の謎 秘められた江戸の密室』
浅野妙子『大奥 第一章』
『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』 徳川宗英(むねふさ)
森村誠一『大奥情炎―人間の剣 江戸編二』
杉本苑子『春日局』
宮尾登美子『東福門院和子の涙』
司馬遼太郎『最後の将軍―徳川慶喜』
有吉佐和子『和宮様御留』
宮尾登美子『天璋院篤姫』
吉屋信子『続 徳川の夫人たち』
松本清張『大奥婦女記』
吉屋信子『徳川の夫人たち』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アニメ「のだめカンタービレ巴里編」に失望

続編決定から、ずっと放送を楽しみにしていた巴里編。
実際放送が始まってみると、違和感がいっぱい。
結局、最終回まで、入り込めませんでした。

前作の日本編では、原作をとても大切にしているな、と感じました。
じっくり描くシーン、省く場面の取捨選択があって、絶妙な面白さバランスが成り立っているのです。
そこを忠実に再現することで、原作の面白さと魅力が、存分に発揮された作品でした。

巴里編では、余計な場面が多かったです。
のだめと千秋の色恋場面が、この漫画の魅力ではないはず。

そういった場面は極力絞っていて、だからこそ時折ある恋愛シーンが際立つのです。
描かない方が粋な場面を描きすぎて、蛇足の感がありました。

そのくせ、大事に描くべきエピソードは、雑にしか描いていないのが、余計に不満をあおります。
プラティニ国際指揮コンクールは、千秋の紆余曲折が主題であり、話の魅力ではないでしょうか。
そこを端折りながら結果まで到達しても、何の感慨もありません。

また髭男爵の小ネタも、マイナス要素でしかありませんでした。

どうしてこんなに原作と乖離した作品になってしまったのか。
どうしてこんなにも、日本編と質の違う作品になってしまったのか。

疑問を感じていたら、そもそもスタッフが違ってしまっているということを知りました。
監督からして違っているのですから、いわんや作品全体の仕上がりの違いをや、です。

更なる続編が決定しているようですが、それならば日本編のスタッフに戻して欲しいです。

実写版の続編(映画)は、役者も同じだし、期待しています。

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.17

『このミステリーがすごい!2009年版』 このミステリーがすごい! 編集部

新作に疎い私に、毎年お役立ちのランキング本。
今年も入手しました。

ベスト20まで解説があるのですが、ベスト10までは枠が大きいので、特に詳しく紹介されています。
内容を精査して、その本が自分好みか、をチェックできるのが、嬉しいです。

「私の隠し玉」と併記してあるエッセイも、作家の普段が知れるので、面白いです。
今回のテーマは「私のハマっている○○」でした。

書き下ろしミステリは、海堂尊の『青空迷宮』。
密室というほど密室には思えなかったので、トリックとしてはさほど驚きなしでした。

新人賞に疎いので、新人賞クロスレビューも参考になりました。

以下、ランキングに関するネタばれあります。

国内ベスト10で読了していたのは、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』のみ。
面白かったけれど、第1位になるほどだったのかな、とちょっと驚きました。
自分の中で、伊坂幸太郎なら・・・と期待する水準が、高くなってしまっているのかも。

海外第2位の『フロスト気質』も、予約済みの一冊。
読むのがますます楽しみになりました。

今回は知らない作家が多く、新しい世界が広がりました。

中でも面白そうだったのが、第4位の『告白』
図書館の予約もすさまじく、話題作なんだなと感じました。

ランクイン本で気になったのは、以下の本です。

国内2位の柳広司『ジョーカー・ゲーム』は、スパイモノ。

国内3位の牧薩次『完全恋愛』は、恋愛ミステリ。

国内6位の道尾秀介『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』は、最後にはっとさせられそう。

国内7位の多島斗志之『黒百合』は、ばらばらのパートが繋がっていく。

国内12位の長岡弘樹『傍聞き』は、短編小部門の高評価。

国内18位の東野圭吾『聖女の救済』は、ガリレオモノなのでチェック。
『ガリレオの苦悩』も読みたいところ。

海外8位のトロイ クック『最高の銀行強盗のための47ヶ条』は、軽快なノリのよさで。

海外9位のスティーヴ・ホッケンスミス『荒野のホームズ』は、ホームズネタなので。

海外11位のフランク・シェッツィング『深海のYrr』は、ボリュームを感じさせない内容に期待。

他にも座談会や「私のベスト6」から、気になる本があったので、順次探していきたいと思います。

Amazon で詳細を見る

【2009.9.16 追記】
国内20位、『退出ゲーム』読了しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.16

ブログペット背景 雪華編

今回お借りしたBlogPet素材を紹介します。

まずは、セット素材から。

猫のお凸・素材の蔵出しさまの「BP背景~冬~『能舞台~冬』『和室~冬』俳句とセットでUP」(F)です。
俳句 背景
雪が雑音を全て吸い込んでしまいそうな、静寂の世界。
降ってくる大きな雪の結晶が、冬気分を一気に盛り上げてくれます。

次は、背景。

長々悪魔のBlog。さまの「滑り込みクリスマス背景・・・。」(J)です。
背景
ほんのり控えめな灯りが、周囲の自然と溶け合っています。
12月では雪が降らず、リアルではこんなホワイトクリスマスには出会えません。
せめてペットの世界でだけでも、雪のクリスマスを楽しみたいと思います。

素材をお借りするときは、「BlogPet背景を利用するときのマナー(使用BlogPet背景素材的注意事項)」と、素材屋さんの利用規約を守って下さいね。

IRCの#blogpetにてチャットを実施中です。
BlogPetファンのみなさまのご参加をお待ちしてます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.15

大河ドラマ「篤姫」を堪能

遂に最終回を迎えてしまいました。
終わってしまって淋しい気持ちと、充実したドラマを見通せた満足感が、相まっています。

大河ドラマは、今回見るのが初めてでした。
年間を通して、毎週わくわくしながら見られた、稀有な番組でした。
毎週、涙しない回はありませんでした。

元々読んであった宮尾登美子の原作『天璋院篤姫』が、とても面白い作品だったこと。
主役の宮崎あおいが、気になる女優さんであり、また親しみやすかったこと。
などが、見てみようと思ったきっかけでした。

そして第1話を見て、すっかり世界にハマってしまいました。

連ドラ主役級の役者を、端役で使ってしまう。
配役の豪華さは、さすがですね。

美術セットも、時代考証をしっかりと行って作っていたのだとか。
(「放送エキスパート人|ネットステラ|VOL.007 「篤姫」」)
薩州桜島真景図など、関連書籍でみた写真資料と、とてもよく似せてあるなと感じる品は、ちらほらありました。
細かいところまで作りこんだ、クオリティの高さは、素晴らしいですね。

1年かけるドラマだけあって、一つ一つのエピソードを、じっくり描いていたと思います。
特に、薩摩時代はゆっくり過ぎるほど丁寧でした。
当時の資料は少ないといいますから、ここは思い切って創作の力を発揮できたところではないでしょうか。
ここでの交流という土台があったからこそ、その後の展開で、思い入れを感じられたと思います。

西郷吉之助の小澤征悦の配役は、ハマり役ですね。
迫力ある眉と、どっしりとした所作がぴったりでした。

とある映画で、彼を見る機会がありました。
が、もう西郷どんにしか見えず、洋服姿に違和感を感じてしまいました。

肝付尚五郎も篤姫も、どちらかというとメジャーな人物ではないです。
だからこそ、史実(歴史的事件)を前面に押し出すよりも、その事件の傍らにいた、一人の人葛藤と成長を、メインに置けていた、と思います。

押しが弱いように思える小松帯刀は、現代のドラマの男性としては普通だけれど、時代劇としては珍しいのではないでしょうか。
当時の男性は凛々しく、女々しさはない描かれ方が多い気がします。

逆に篤姫は、自ら運命を受け入れ、しかし流されることなく、自分を貫く強さがありました。
三歩下がって控えているような、時代劇の女性とは違っています。

二人とも現代に近く、だからこその見やすさ、入り込みやすさだった気がします。
私もその一人ですが、今まで大河ドラマを見ていなかった層も、取り込んでいるように思います。

「大奥」の時同様、今回も関係書籍を読み漁っている途中です。
今まで読んだ本が、以下のリストです。

『天璋院篤姫の生涯―篤姫をめぐる160人の群像』 新人物往来社
『天璋院篤姫のすべて』 芳即正/編
『篤姫 わたくしこと一命にかけ』 原口泉
『篤姫の生涯』 宮尾登美子
『最後の大奥 天璋院篤姫と和宮』 鈴木由紀子
『幕末の尼将軍-篤姫』 童門冬二
『女たちの幕末京都』 辻ミチ子
『大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで』 由良弥生

史実である部分、創作である部分の違いを知ると、その演出を楽しむことが出来ます。
またドラマに描かれなかった部分も、歴史上の人物各々への理解が深まっていくのが、楽しいです。

これからも引き続き、関連書籍を探して読んでいきたいと思います。

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『弘海 息子が海に還る朝』 市川拓司

家族愛のあったかさに、じんわりくる物語。
離別を予感させるスタートに、最初から切なくさせられました。

愛情一杯の両親と、優しいお兄ちゃんに、しっかり者の妹。
ごく普通の幸せな日々を営んできた岸田家に、変化が起きます。

息子の弘海が、不可解な身体的変化を遂げ、どんどんと体調を崩していくのです。

主人公の岸田パパは、どこにでもいる普通のお父さんです。
ばりばりのエリートでも、逞しく家族を引っ張る決断力の人でもありません。
途中で出会っていく、市井家と対照的です。

だからこそ、弘海のことに悩んで、考えて、すぐに決断なんてできずにいる。
慎ましい生活の中から、自分のできる精一杯で、何とかしようと努力していきます。

そんな岸田パパの姿に、子育てをしている普通の親として、共感していきました。

弘海自身も、パパ似なのか、強く主張するというタイプではありません。
しかしじっくりと自分の変化を受け止め、考え、自分の未来を切り拓いていきます。
心配してくれた家族たちのことを、何よりも大事に考えながら。

気丈な妹の美和の、兄を思う気持ちも暖かく、作品全体が愛情に満ち溢れていました。

岸田パパのモノローグが、優しくて、泣けました。

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.12

『残照』 今野敏

東京湾岸署、通称ベイエリア分署で、少年の死体が発見された。
当初、少年グループの抗争によるものかと思われたが、意外な容疑者が浮かび上がり・・・というお話。

シリーズ物の一冊のようですが、初めて読みます。
今回は、本来主役の安積班ではなく、交通機動隊の速水警部補がメインになる、珍しい作品のようです。

特に強い権力や、ずば抜けた能力を持っている人は少なく(速水を除く)、普通の警察官たちに思えます。
けれども各々が、それぞれの特性を活かし、良く協力し合って、真実を追い求めていきます。

実際の警察は、部署同士の対立、特に今回のような、本庁と所轄の組み合わせでは、反目は著しいもの。
警察官が皆いい人で、仲良しなところは、最初リアルさに欠けると感じました。

そういうお話っぽさがあるものの、最後まで惹きつける力はある作品でした。

謎の走り屋・風間と、それを追う速水警部補の、カーチェイスと心の交流。
真っ直ぐぶつかったからこそ、通じる思い。

暴走は、一歩間違えて事故を起こしたら、人の命を奪っている行為であり、捕まらなかったから許されることではありません。
風間を良く描きすぎていることには、ちょっとひっかかりましたが、やはりこの二人の交流は、見せ場でしょう。

簡単に思えた事件が、少しずつ本当の姿を見せていく捜査も気になって、一気に読んでしまいます。

本当は、こんな風に全ての歯車がかみ合うことはないのでしょうけれど、だからこそ、みんなの頑張りが報われていくストーリーが心地よかったです。

リアルな警察小説とは離れているけれど、読み物として楽しかったです。
シリーズをきちんと読んでみたくなりました。

Amazon で詳細を見る

【2009.4.15 追記】
二重標的(ダブルターゲット) 東京ベイエリア分署』読了しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.11

『大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで』 由良弥生

取り上げられているのは、天璋院篤姫、和宮、春日局、お万の方(家光側室)、お喜世の方(家継生母・月光院)、お琴の方(家慶側室・水野忠央の妹)。

きちんと出典を明らかにして、史実を紐解く、という姿勢がありません。

噂話や通説を寄せ集めただけの、ワイドショー的な切り口で、俗っぽかったです。
特に、男女の事に関する記述が下世話で品がなく、不快感がありました。

篤姫は冷酷な策略結婚だった、というけれど、当時の女性に、自由結婚などないでしょう。
家光の男色も、当時にはあった風習で、現代の感覚を以て批判するのは、的外れです。

そういった時代錯誤、「真実でなくても面白ければそればよい」という、ワイドショーか週刊誌か、と見紛う煽り方ばかりが、目に付きました。
なぜ天璋院篤姫が「大奥をゆるがせた」女になるのかも、謎ですし。

ただ大奥女中の役職とその役割は、今まで読んだ中で一番分かりやすかったです。

役職名の羅列か、プラス人数を書き添えることで、大奥というシステムがどの程度の規模であったか、を表すに留まっていることが多いです。

上臈御年寄は、最高位ではあるけれども、実務はあまり行わないとか。
御年寄は、実際に政務を行う、実力者であるとか。
それ以下の役職も、具体的にどのような仕事をしていたのかがまとめられており、分かりやすかったです。

また生母を中心とした、将軍の家系図も、実際の血のつながりがより分かりやすかったです。

どちらも巻頭にまとめてあるので、それだけ目を通せばよい気がする一冊でした。

和宮寄りで、天璋院の功績に対する評価が低いのも気になりました。

和宮が婚約を破棄させられたことばかりが取り上げられ、悲劇的に描かれています。
しかし家茂も、伏見宮貞教の妹・則子との縁談を中止にして、皇女降嫁に取り組んだことは、意外と語られないですね。

Amazon で詳細を見る

  【既読の大奥関連書籍】
梅本育子『天璋院敬子』
畑尚子『幕末の大奥-天璋院と薩摩藩』
辻ミチ子『女たちの幕末京都』
原口泉 『篤姫 わたくしこと一命にかけ』
宮尾登美子 『篤姫の生涯』
鈴木由紀子『最後の大奥 天璋院篤姫と和宮』
邦光史郎『大奥の謎 秘められた江戸の密室』
浅野妙子『大奥 第一章』
『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』 徳川宗英(むねふさ)
森村誠一『大奥情炎―人間の剣 江戸編二』
杉本苑子『春日局』
宮尾登美子『東福門院和子の涙』
司馬遼太郎『最後の将軍―徳川慶喜』
有吉佐和子『和宮様御留』
宮尾登美子『天璋院篤姫』
吉屋信子『続 徳川の夫人たち』
松本清張『大奥婦女記』
吉屋信子『徳川の夫人たち』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『カルトローレ』 長野まゆみ

地上からの干渉を、拒み続けた《船》。
ところが7年前に航行不能になってしまい、《船》の人々は、地上で暮らすことになります。

《船》のことを忘れ、地上の人々と「同化」するように仕向けられ・・・。

謎めいた《船》の人々。
ワタの属する種族。
「西の谷の民」。

独自の風習を持つ人々が、共存しているようで、すれちがっているようで。
謎めいたやり取りに、説明されているような、はぐらかされているような、不思議な曖昧さがあります。

最後まで掴みきれなかったけれど、そこが面白かったです。

タフィが調べる「cartorolle」と書かれた《船》の日誌よりも、コリドーやワタといった、周りの人々との奇妙な会話の方が、魅力的でした。
この世とはちょっとずれたところにある、異世界の雰囲気を楽しみました。

スローライフのこの世界では、ちょっとした食事のシーンがとても素敵でした。

レモネード売りがレモネードを作る、手順とか。
客人をもてなす、軽食だとか。
豪勢でもなんでもないのだけれど、道具や食材の響きが、綺麗なのです。

どんな食材か分からないものも多いのですが、魅かれてしまいます。

読んでいて感じたのは、どこまでも白い世界。
その中に、模様が浮かんでは消えていき、最後まで確信は持てない・・・。
そんな作品でした。

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.04

『天璋院篤姫のすべて』 芳即正/編

執筆者は、芳即正、松尾千歳、徳永和善、林匡、卜部典子、島津隆子、寺尾美保、真辺美佐。

本書でも書かれていましたが、とにかくこの時代、女性に関する資料は、ほとんど残っていないのが実情なのでしょう。
ですから今回も、天璋院について格別な情報はなく、他所で読んだような内容に留まっていました。

取り上げられているのは、時代背景、出自となる薩摩のこと、近衛家のこと、結婚した家定や、嫁となった和宮とのこと、など。
篤姫自身というよりは、「天璋院篤姫(にまつわる諸々)のすべて」という内容になっています。

島津家と近衛家の繋がりの深さは、他でも良く触れられています。
本書は、特に昔まで遡っていて、詳しかったです。

薩摩は、全国と比較して、特別武士の比率が高い藩であったのですね。
表を上手く使い、郷士制度を分かりやすく解説してありました。
長く戦のない平和な時代だったのに、それだけの武士を抱えていたからこそ、幕末に戦えたのかなと思います。

大学の講師や、各種資料館の関係者が書き手のためか、根拠となる出典をしっかり載せているのは、よかったです。

ただ複数のライターがいるので、必ずしも解釈が統一されていないところは、気になりました。

顕著なところでは、徳川家茂が死去した後のこと。
徳川慶喜が将軍となることに、和宮が反対したか、賛成したか、全く正反対の解釈が載っていました。

またライターによって、文章の読みやすさや、内容の面白さに差がありました。

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.03

ブログペットPOC料金の二重引き落としについて

9月に発表された、「新着情報:【重要】サービス移管のお知らせ」
12月31日までに切り替えが必要ということで、忘れないうちにと、即手続きを行いました。

すると9月に、POCの料金が、2重に引き起こされてしまいました。

1件は、従来どおりの「KDDI」から。
もう1件は、新引き落としシステムと思われる「ブログペット」からです。

月額料金にもかかわらず、一月で2か月分引き落とされたことになります。

一体何故、そのようなことが発生してしまったのか。
そして二重引き落とし分は、どのように返還されるのか。

待てど暮らせど、公式なアナウンスがないため、サポート窓口(リンクシンク)へ問い合わせました。

返信を掲載は出来ませんが、要点をまとめると、

「二重引き落とし分は、翌月(10月)の引き落としを行わないことで、帳消しになる」

ということでした。

二重に支払った額は、翌月に調整がなされることは、これで分かりました。
しかしなぜそのことを、公式に告知しないのでしょうか。

月額300円は些細な額ですが、しかし課金という重要なシステムの問題です。

新システムへ移行するために、どうしても発生してしまう問題なのであれば、そうと理由を説明した上で、翌月に返還されると、「BlogPetからのお知らせ」で説明すべきではないでしょうか。

そして万が一、不具合による二重引き落としなのであれば、即刻「障害情報」で告知し、返還方法を説明すべきだったのではないでしょうか。

帳尻があっているんだから問題ない、というのは、杜撰だと感じました。

| | コメント (9) | トラックバック (2)

2008.12.01

『太陽の塔』 森見登美彦

第15回ファンタジーノベル大賞受賞作品に、加筆訂正したもの。
『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『美女と竹林』などの著者のデビュー作。

京大生の「森本」は、自分を振った「水尾さん」のことを、研究と称して観察し続ける日々を送っています。
そんな中、森本の前に、別の男が立ちはだかり・・・というお話。
男子大学生の妄想が炸裂しつつ、女性でも楽しめる、ユーモアのある作品になっています。

ありえない場所に叡山電車が現れたり、夢の中をさまよったり。
一つ一つのエピソードが、ちょっと日常離れしていているのは、いかにも彼らしい世界です。

ただエピソードがばらばらしている感じはありました。

突拍子もないような、一見ばらばらに思えたエピソードが、次第に繋がっていく面白さが、『夜は短し歩けよ乙女』の魅力だったと思います。
そのまとまり感、最後に集まっていくところまで、話が練り上げられていない気がしました。

また『夜は短し歩けよ乙女』では、主人公に追いかけられていた「黒髪の乙女」の魅力が、存分に伝わってきました。
今回は、同じ立場の「水尾さん」が今ひとつ掴みきれなかったです。

新風を巻き起こした作品だと思いますし、それなりに面白かったのですが、後々の作品に比べると、まだ詰めが甘いかなと。

舞台を京都と定めていたり、女性を追いかける男性の妄想というスタンス、学生の馬鹿馬鹿しくも懐かしいやりとりなど、後の作品と重なる要素が多々あります。
ここを土台として今があるのだな、と感じました。

それから、赤玉ポートワインと偽電気ブランが出てこなかった気がするのも、残念w

Amazon で詳細を見る

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »