『天璋院篤姫の生涯―篤姫をめぐる160人の群像』 新人物往来社
大河ドラマ「篤姫」制作を記念して作られたようで、巻頭に特集が組まれています。
チーフプロデューサーのインタビューあり、ドラマの意図や見所、写真入の人物紹介あり。
大河ドラマ「篤姫」から、こういった書籍に興味を持ち始めた人にとって、ぴったりだと思います。
フルカラーを中心とした、写真資料が豊富なのも嬉しいです。
「鹿児島城下絵図屏風」には、今泉家や小松家、大久保や西郷の生家の位置が書き込まれ、その関係がとても分かりやすいですし、ドラマでも重要な位置を占める、「薩州桜島真景図」も納められています。
ただ、篤姫の関係者だけで160人をそろえるのは難しいようで、正確には、幕末と新政府に関わった人々のまとめ、という感じ。
幕府と朝廷だけでなく、諸外国の人物も載っており、幅広く納められています。
それでも160人は大変だったのか、経歴がつまびらかでない上に、役について一ヶ月もせずに没した人物まで、取り上げられていたり、数合わせの感も否めません。
また書き手によって、年表を写しただけのような文章だったり、主観的な文章だったり、質に違いがありました。
そういう粗が多少あるものの、ドラマでは描かれてなかった詳細が分かったり、資料が見られたり、とても勉強になる一冊でした。
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