『きみがいた時間ぼくといく時間 タイムトラベル・ロマンスの奇跡』 梶尾真治
タイトルから「梶尾真治お得意の、時間旅行ものかな」と思い、手にしてみました。
収録小説は「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「江里の"時"の時」「時の果の色彩」「美亜へ贈る真珠」。
後半は、「クロノス・ジョウンター」に関する対談や、エッセイなど。
分厚さの割りに小説分が少ないので、ちょっと物足りなさはありますが、物語自体はほんのりとした温かみがありました。
どのさくひんも劇的な激しさはなく、ゆったりと穏やかな、独特の空気を持っています。
「きみがいた時間 ぼくといく時間」と「時の果の色彩」は、整合性が取れていて、上手いなと思いました。
伏線がつながり、意味を成していく、その演出効果が上手でした。
「クロノス・ジョウンターの伝説」は、映画化や演劇化されている作品なのですね。
読んでいないので、このやりとりには特別な感慨はなかったのですが、興味がわいたので、探してみようと思います。
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コメント
こんばんは。
時間旅行といっても、いろいろ自由にならないものばかりで、ほろりとしてしまう短編集ですよね。
クロノス・ジョウンターの伝説、未読でしたかー。先にこちらお勧めすればよかった。
この本にも書いてあったと思いますが、文庫版の「クロノス・ジョウンターの伝説」と新書版の「クロノスジョウンターの伝説∞(インフィニティ)」では収録されている作品が異なるので、手に入るようであれば両方読むことをお勧めします。
また、映画版クロノスは名前くらいしか引き継いでいなくて、ご本人が改めて「この胸いっぱいの愛を」としてノベライズしています。映画を見てからノベライズを読むと、作者のこだわりが感じられました。
投稿 ばな | 2008.04.28 20:19
【ばなさんへ】
こんにちは。
>時間旅行といっても、いろいろ自由にならないものばかりで、ほろりとしてしまう短編集ですよね。
はい、思わずジーンときちゃいました。
それでもご本人が仰っているように、
読後感のよいハッピーエンドなのがいいですね。
>文庫版の「クロノス・ジョウンターの伝説」と新書版の「クロノスジョウンターの伝説∞(インフィニティ)」では収録されている作品が異なるので、手に入るようであれば両方読むことをお勧めします。
そうそう、巻末の注意書きを見て、
どれを探せばいいんだろうと迷ってしまいましたw
二つチェックなのですね。
投稿 KOROPPY | 2008.04.29 16:58