『まほろ市の殺人 夏 夏に散る花』 我孫子武丸
真幌市に住む作家・君村義一の元へ、初めてのファンレターが送られてきます。
しかも相手も、真幌市に住んでいるとのこと。
2作目の執筆に行き詰まっていたこともあり、
ついに実際、みずきと会うことになり・・・というお話。
「幻想都市の四季」書き下ろし。
倉地淳の『まほろ市の殺人 春 無節操な死人』同様、架空の都市を舞台にしている、という企画を楽しむ本です。
見た目の薄さそのままで、あっという間に読めてしまう、軽い本でした。
ただし肝心の、四方田姉妹の書き分けが、全然できていませんでした。
接点が少ない上に、個性の書き分けがいまひとつ。
由来あってのこととはいえ、花の名前で似ているので、とっても紛らわしかったです。
個性の把握が重要なだけに、ストーリーそのものよりも、姉妹の判別に神経を使いました。
タクシーでの移動シーンがあったり、真幌市の雰囲気は楽しめたんですけれど。
余談。
途中、真幌市在住の闇雲A子なる推理作家が、地元のUHF局に登場します。
妙に具体的だったので、もしかして他の作品で登場する人物かな、と思いました。
調べてみましたが、次の秋に登場するようです。
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