『心臓と左手 座間味くんの推理』 石持浅海
『このミステリーがすごい! 2008年版』、国内第18位。
ランキングは低いですが、面白そうだったので探してみました。
過去の事件で知り合った、被害者の"座間味くん"と、大迫警視。
なんとなく気の合う二人は、時々待ち合わせては、食事をします。
その席で、大迫軽視は、警察的には「解決済み」となった事件について、披露。
それを聞いた座間味くんが、新たな真実を言い当てるという、短編集です。
明快な推理と、座間味くんの爽やかさがいいですね。
テンポよく、さらりと読めて楽しいです。
大迫警視の方も、肩肘張らず、リラックスして接しています。
お互いが尊敬の念を持って、対等にやりとりしているので、雰囲気がいいんですよね。
毎回、違ったお店に入るのですが、それぞれ美味しそうで、魅力的でした。
本屋で立ち読みしている人と出会う、という設定にデジャヴュがありました。
前作に当たる『月の扉』は、未読なんですよね。
別の作品と混ざってしまっているのかも。
二人が出会うきっかけとなった事件は、何度も匂わされるので、気になります。
特に「再会」は、未読では、良く理解し切れなかった部分が多かったです。
『月の扉』も読みたいところです。
【2008.3.19 追記】
座間味くんは、『水の迷宮』の深澤なのですね。
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