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2007.09.19

『いなかのせんきょ』 藤谷治

ユーモアがあって、テンポが良くて、読後感がよい一冊。

舞台となったのは、鄙びた田舎の、鍵田原郡戸蔭村。

村長であれ、何であれ、全員者の血縁者がそのまま引き継いできた、戸蔭村。
対立候補などなく、内々で引き継いでいくのが常でした。

ところが、さまざまな思惑が絡み合い、現職村会議員と助役の、一騎打ち選挙が勃発。
村中を巻き込む、大騒動になるのでした。

演者が、この選挙祭りを語っていくという、設定がとても良かったです。
訛りのきつい台詞も、演者の解説付きなので、読みやすく、楽しく読めます。

権力者たちが、法律無視の横暴なやり方で、票を集めようとすれば、相手は知恵を絞って、上手くやり返す。
両陣営の駆け引きと、それに振り回される村民たち。

第3者である演者の目線だからこそ、村人の滑稽な姿を、ユーモア交えて語ったり、田舎特有のやり口に、ツッコミを入れたり。
テンポのよい仕上がりになっています。

最初は、馬鹿正直な深沢清春を応援していましたが、すったもんだがあって爆発した後の、平山助役も結構面白かったりします。

家族愛あり、友情あり。
人情味があって、心地よい読後感でした。

この本を読むきっかけとなった、ひまさえあればさまのレビューでも、

人情あふれる選挙戦をどうぞ楽しんでください。

と、その人情味が褒められていました。

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コメント

KOROPPYさん…こんばんは。
遊びにきにて下さってありがとーございます。
そして嬉しいコメントもありがとーございました。
KOROPPYさんは私なんかよりずっとたくさん本を読んでらして…
参考にさせていただきたいと思います。
これからもよろしくお願いします<(_ _)>。

投稿: ユミ | 2007.09.19 23:38

【ユミさんへ】
おはようございます。

>そして嬉しいコメントもありがとーございました。
こちらこそ、素敵な本との出逢いを、
ありがとうございました。

深沢陣営の面々は、人情味がありますし、
平山陣営も、法律的には問題があるものの、
ユーモアのある表現で、
どちらの選挙戦も面白かったです。

>これからもよろしくお願いします<(_ _)>。
こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿: KOROPPY | 2007.09.20 08:26

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» いなかのせんきょ/藤谷治 [ひまさえあれば]
藤谷さん気になってたました。しんちゃんのオススメでまずはいなかのせんきょを読んでみました。朴訥とした挿画にひらがなのタイトルが映えますね。講談テイストの語り口調と方言丸出しの会話…そして全17章の個性的なタイトル。作者のこのセンスがステキです。戸蔭村の村長選を戦うのは、マジメ一本正しい選挙を貫く深沢清春候補。相対する平山陣営はというと候補者そっちのけでなんでもアリのお祭り選挙。さて開票結果はいかにィ〜ベベンベンベンベン! 「それが選挙ちうもんなんださ。わやなもんだ。お祭りみたいなもんさ。みーんな頭... [続きを読む]

受信: 2007.09.19 20:13

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