『いなかのせんきょ』 藤谷治
ユーモアがあって、テンポが良くて、読後感がよい一冊。
舞台となったのは、鄙びた田舎の、鍵田原郡戸蔭村。
村長であれ、何であれ、全員者の血縁者がそのまま引き継いできた、戸蔭村。
対立候補などなく、内々で引き継いでいくのが常でした。
ところが、さまざまな思惑が絡み合い、現職村会議員と助役の、一騎打ち選挙が勃発。
村中を巻き込む、大騒動になるのでした。
演者が、この選挙祭りを語っていくという、設定がとても良かったです。
訛りのきつい台詞も、演者の解説付きなので、読みやすく、楽しく読めます。
権力者たちが、法律無視の横暴なやり方で、票を集めようとすれば、相手は知恵を絞って、上手くやり返す。
両陣営の駆け引きと、それに振り回される村民たち。
第3者である演者の目線だからこそ、村人の滑稽な姿を、ユーモア交えて語ったり、田舎特有のやり口に、ツッコミを入れたり。
テンポのよい仕上がりになっています。
最初は、馬鹿正直な深沢清春を応援していましたが、すったもんだがあって爆発した後の、平山助役も結構面白かったりします。
家族愛あり、友情あり。
人情味があって、心地よい読後感でした。
この本を読むきっかけとなった、ひまさえあればさまのレビューでも、
人情あふれる選挙戦をどうぞ楽しんでください。
と、その人情味が褒められていました。
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コメント
KOROPPYさん…こんばんは。
遊びにきにて下さってありがとーございます。
そして嬉しいコメントもありがとーございました。
KOROPPYさんは私なんかよりずっとたくさん本を読んでらして…
参考にさせていただきたいと思います。
これからもよろしくお願いします<(_ _)>。
投稿: ユミ | 2007.09.19 23:38
【ユミさんへ】
おはようございます。
>そして嬉しいコメントもありがとーございました。
こちらこそ、素敵な本との出逢いを、
ありがとうございました。
深沢陣営の面々は、人情味がありますし、
平山陣営も、法律的には問題があるものの、
ユーモアのある表現で、
どちらの選挙戦も面白かったです。
>これからもよろしくお願いします<(_ _)>。
こちらこそ、よろしくお願いします。
投稿: KOROPPY | 2007.09.20 08:26