『眉山』 さだまさし
映画のプロモーションがきっかけで興味を抱き、原作を読んでみました。
前半から涙が止まらず、最後まで泣きっぱなしでした。
女手一つで咲子を育ててきた、母。
この夏を越せるかどうかだと、主治医から宣告されます。
最後の夏をすごす、母子。
語られなかった、咲子の父親とは。
新天地に徳島を選び、献体の意志を固めた、母の想いとは。
人々の想いが交差し、優しい世界を作り上げています。
とにかく優しくて、泣けてくる作品でした。
ドラマチックで、劇的なエピソードを重ねているわけではないのに、一つ一つのエピソードが、会話が、胸を打ちます。
方言も、人々も、ゆるやかな時間も、全てが優しいのです。
チャキチャキの江戸っ子で、喧嘩っぱやく、でも後腐れなく、情に脆く。
曲がったことには反発し、権力にはなびかない。
母"神田のお龍"のかっこよさが、光っています。
強く、逞しく、凛々しく。
皆を愛し、皆に愛され、全てを見通して、しゃんと生きている。
並大抵の懐でなれる人物ではないですが、こんな人になれたら素敵です。
あまり身近でない献体についても、勉強になりました。
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コメント
わぁ!
ととろも先日この本を借りてきました。俄然読まなくっちゃ!
でも、最近中途半端になってしまって、期限が来て返却続きなのでちょっと自信が無い。
さださんって言葉がすごく印象的なんですよねー。頑張るっ!
投稿 ととろ | 2007.09.27 19:01
【ととろさんへ】
ちょうど借りているところなんですね。
仲間だ~!
「親父の一番長い日」の歌詞も同じですけれど、
劇的って言うわけではないエピソードを、
優しく胸に迫る言葉で語っていますよね。
すごい才能だと思います。
>さださんって言葉がすごく印象的なんですよねー。頑張るっ!
p(*^-^*)q がんばっ♪
投稿 KOROPPY | 2007.09.27 22:27