『1985年の奇跡』 五十嵐貴久
ユーモアがあって、愛すべき子供たちで、ちょっぴり泣けて。
読後感が爽快で、心地よい青春小説。
弱小野球部に、ルックス良し、成績良し、運動神経抜群と、完璧なスーパーピッチャーが転校してきた!
沢渡の素晴らしいピッチングで、悲願の一勝を果たした小金井高校学園野球部。
ところが沢渡には、ある秘密があり……というお話。
野球の練習よりも「夕やけニャンニャン」が大切で。
可愛いマネージャー、金沢真美の前だけは熱心に練習するフリをする、ちゃっかりしたところもあって。
まったりした空気が漂いつつも、妙な結束感のある、愛すべき部員たち。
そこにスーパーピッチャーが登場し、生まれ変わっていく(?)部員たち。
いろいろと困難があっても、すべてがうまくいくのは、フィクションだから。
そうは言っても、何もが簡単に進んでいくわけではない。
でも、それは他人事だから言える話で、当事者である沢渡本人にとっては長い長い人生のことより、今が重要であることもよくわかる。とりあえず目の前の困難から逃げ出したくなるのは人間の本能だ。
沢渡を説得するシーンで、オカはそう心の中で呟きます。
説得されてたから「はいそうですか」と、うまくいくわけではないんですよね。
タイトルにあるだけあって、1985年の時事ネタをつぶさに取り込んでいます。
特に、彼らが熱烈ファンという設定のおニャン子ネタは多く、当時の記憶がある人には懐かしいのでは。
エンディングの描き方も、随所に笑いを含ませた展開も、映画に向いているのではないかと思います。
軽いタッチで読後もさわやか♪清涼剤みたいな作品だった。
と、その読後感のよさをあげていらっしゃいます。
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コメント
こんにちは~♪
紹介ありがとうございます(∩。∩;)ゞ
KOROPPYさんのおっしゃるとおり、映画や
ドラマにすれば面白いのに・・・と思います。
さて、そうなると配役が問題ですね(笑)。
投稿 ゆこりん | 2007.05.06 14:16
【ゆこりんさんへ】
こんにちは。
今回も素敵な本との出会いを、ありがとうございました。
配役といい、ユーモアある展開といい、エンディングといい、
映像化に向いた作品ですよね。
>さて、そうなると配役が問題ですね(笑)。
確かに、そこが一番のポイントですねw
私は、月9の「プロポーズ大作戦」の、
野球部を連想してました。
具体的にどの役がどの役者、というわけではないのですが、
気力のなさとか、笑いのある主要メンバーのやりとりとか、
全体の雰囲気が似ているなぁと。
投稿 KOROPPY | 2007.05.07 12:44