『流れ行く者』 上橋菜穂子
守り人シリーズの短編集。
幼いバルサとタンダのエピソードに、微笑ましかったり、じーんとさせられたりしました。
「浮き籾」は、バルサとタンだのやりとりが、微笑ましかったです。
よき働き手ではないかもしれないけれど、タンダは幼い頃から優しかったんだなぁ、とほのぼのさせられました。
「ラフラ<賭事師>」では、その道を極めた人間の、深さが光るストーリーでした。
バルサには珍しい、人との交流も暖かかったです。
「流れ行く者」は、表題作になるだけのことがある、一番読み応えのある作品でした。
まだ自分の感情を制御しきれない、若いバルサの血気とか。
戦いたくないのに、倒さなければならない、悲痛さとか。
毎回のことですが、決別、裏切りへの変化など、心の動きの描写が深く、じんときます。
また本編を読みたくなりました。
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