2009.07.04

『毒を食らわば』 ドロシー・L・セイヤーズ

『ベローナ・クラブの不愉快な事件』に続く、貴族探偵ウィムジィ卿シリーズ第5弾。

別れた男フィリップが、最後の会談の直後、体調を崩して死亡します。
解剖の結果、遺体から砒素が検出されたため、ハリエットは被告人となり・・・というお話。

ハリエットの魅力が何も分からないまま、冒頭で突然、ウィムジィ卿は恋に落ちます。
少なくとも読者には根拠が分からない、無罪であるという思い込みから始まる捜査。

友人が被疑者の一人であった前作で、努めて先入観を持たず、公平な目で調査に取り組んでいたのとは、正反対です。

なぜそこまでハリエットに魅せられ、また無実を確信しているのか、モチベーションに共感が出来ず、前半はやや入り込みにくかったです。

ウィムジィ卿の<僕の猫舎>の面々が、登場する辺りからは面白くなっていきます。

マーチスン嬢とクリンプスン嬢が、ご婦人方の噂話や、敵地への潜入から見つけ出す、数々の証拠。
名探偵が現地入りする、他の作品とは一味違った魅力です。

ただし違法な捜査が多く、証拠能力が疑問でした。

レディ・メアリとパーカー警部。
そしてウィムジィの恋。

恋愛に展開のあった話ではあります。

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2009.07.03

『イコン』 今野敏

『蓬莱』に続く、神南署安積班シリーズ第2弾。
今回もハードカバーで、読み応えがあります。

CDも出さず、ラジオにもテレビにも出演しない、インターネット上のアイドル「有森恵美」。
そのイベント会場で、観客の少年が刺殺され・・・というストーリー。

前回分からなかった、湾岸署から神南署へ、安積班が異動になった理由が明らかになり、すっきりしました。

インターネット上の書き込みに問題がある場合、警察が、投稿者の個人情報開示を要求することがある。
今では当たり前のことですし、皆が知っていることです。
顔文字についても、説明など不要なくらい、身近な存在です。

作品の発表は、1995年。
どこの家にパソコンがあり、インターネットに接続できることが当たり前の今とは、感覚が違っていたのですね。

同じ年齢、同じ階級の宇津木警部補が、安積と係わることで、自分の生き方を少しだけ変えていったり。
捜査の過程で、本庁や渋谷署の捜査員から、安積が慕われていったり。

警察小説としてのメインは事件かもしれませんが、今回は特に安積の人としての存在、内面の魅力に、重点が置かれているように感じました。

交通課の速水警部補が、捜査にかかわるのは、一種のファンサービスといえるかも。

毎回思うことですが、芸能界が絡む話の多いシリーズです。

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2009.07.02

ブログペット背景 lantern編

新たにお借りした、BlogPet素材を紹介します。

まずは、セットから。

webでお絵かきさまの「BlogPet短冊@銀河笹編♪」「BlogPet背景☆銀河笹編♪」です。
俳句 俳句 俳句
俳句 背景
銀河に浮かぶ、七夕の笹。
提燈の灯りがノスタルジックで、どこか異世界のような幻想的な背景。
お揃いの俳句素材は、6色用意されています。

次は、背景。

ごるさんのトコ~特設ぶろぐさまの「アンブレラ背景(※背景配布)」です。
背景
傘がキラキラと、硝子細工のように綺麗な背景。
雨の雫すら、アクセサリーのようです。

「ブログペット背景ピックアップ 七夕2009編」も併せてご覧ください。

素材をお借りするときは、「BlogPet背景を利用するときのマナー(使用BlogPet背景素材的注意事項)」と、素材屋さんの利用規約を守って下さいね。

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2009.07.01

お散歩写真部(vol.12)@堀切~向島~浅草 向島百花園編

第12回お散歩写真部のエントリ、第3弾。
「お散歩写真部(vol.12)@堀切~向島~浅草 堀切菖蒲園後編」の続きです。

すべての写真は、こちら(順次アップ中・・・)。
camera「お散歩写真部vol.12(堀切~向島~浅草) - a set on Flickr」

全員が東向島駅に集合したところで、向島百花園へ。

橋
緑豊かな場所で、木々の間にいろいろな花が植えられている、という感じの場所でした。
木陰にいると涼しくて、心地よかったです。

メジャーな(?)花もありますが、百花園にふさわしく、あまり見たことのない花も。
『万葉集』や『詩経』の中にある植物を集めていた花園だったからでしょうか。
帰ってから、ネットで名前を検索しました。
海紅豆

九蓋草

下野
こちらは名前が合っているか、ちょっと自信なしです。

蓮

蓮の鉢には、黒の出目金や、赤い金魚が心地よさそうに泳いでいました。
金魚

蛙
おっとこちらの蛙は、生きておりませんw

もちろん季節柄、菖蒲と紫陽花もありました。
菖蒲

額紫陽花

紫陽花

額紫陽花

再び集合した一行は、最終目的地、浅草へと向かいます。
続きはまた別のエントリにて。


みなさんの写真とエントリはこちらから。

camera「vol.12:June 13th, 2009 ~Higashi-Mukohjima~Asakusa」(モンビッケさん)
camera「vol.12 Mukojima ~ Asakusa」(naoKさん)
camera「090613 お散歩写真部」(sunitiさん)
camera「第12回お散歩写真部」(なかたんさん)

pencil「INSTINCのおもちゃ箱 - お散歩写真部(vol.12)@東向島~浅草」(モンビッケさん)
pencil「第12回お散歩写真部・序 葛飾区&足立区編/館長の不定期記」(なかたんさん)
pencil「第12回お散歩写真部・破 墨田区編/館長の不定期記」(なかたんさん)
pencil「第12回お散歩写真部・急 台東区編/館長の不定期記」(なかたんさん)

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『ザ・万歩計』 万城目学

『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』などの筆者が、初めて挑戦するエッセイ。
小説にも興味があるのですが、エッセイを先に手にしてみました。

重さはなく、軽快に読めるし、ちょっとした笑いもある。
海外でのびっくり体験など、ファンならずとも面白い内容でした。

文章を書くきっかけや、小説家になるまでの紆余曲折、『鴨川ホルモー』と『鹿男あをによし』が生まれるきっかけなど、興味深い話題もありました。

個人的な感想ですが、ちょっとしたユーモアのセンスから、森見登美彦を連想しました。
オニが見えるとあるのも、締切次郎を思い出させます。
小説を読んでいないので、あくまでエッセイから受けた印象ですが。

また「渡辺篤史の建もの探訪」が大好きだとか。
最近は見なくなったのですが、実は私も大好きな番組だったので、読んでいて嬉しくなりました。

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