『太陽のパスタ、豆のスープ』 宮下奈都
突然の婚約破棄に、落ち込む主人公。
そこに現れた、ロッカが提案したのは、ドリフターズ・リストだった……。
やりたいこと、楽しそうなこと、ほしいものを書きだす「ドリフターズ・リスト」。
それは、書いただけで、実行しただけで、人を劇的に変える魔法ではありません。
けれど自分の内側を見つめることで、確実に、変化をもたらしていく。
最初は、感情のふり幅の大きい主人公が、ゆっくりと前向きになっていく。
読後感が、よかったです。
郁ちゃんのお豆とか、自炊したご飯とか。
「毎日」のお料理が、魅力的でした。
お友だちの郁ちゃんが、かわいらしくて(性格的に)、素敵でした。
京だったり、ロッカだったり、主人公は、お友だちに恵まれていると思います。
(ロッカは身内だけれど)。
「安心して、カトちゃんとか志村とか関係ないから」
「そんな心配してないよ」
「長さんもブーも関係ないから」
のくだりには、ちょっと笑ってしまいました。
真っ先に連想したのが、まさにそのものだったので。
【既読の宮下奈都作品】
『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』
『Re-born はじまりの一歩』
『コイノカオリ』
『とっさの方言』
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