『パラダイス・ロスト』 柳広司
『ジョーカー・ゲーム』から始まる、D機関シリーズ、第3弾。
今回は、わりと敵味方がはっきりしていて、分かりやすい話が多かったように思います。
誰が敵で、誰が味方なのか。
何が真実で、何が嘘なのか。
それらが分からず、綱渡りの中で活動しなければならない、スリル。
選び抜かれた、D機関のスパイだからこそ、乗り切れる危機。
真の構図が明らかになり、あっと驚かされる痛快さのある話を、また読みたいです。
今回、面白かったのは「追跡」。
英国記者が、魔王こと結城中佐の正体に迫っていきます。
何が真実で、何がダミーなのか、くるりとひっくり返ってしまう。
このシリーズの魅力を楽しめる、ストーリーでした。
【既読の柳広司作品】
『ジョーカー・ゲーム』
『ダブル・ジョーカー』
『トーキョー・プリズン』
『吾輩はシャーロック・ホームズである』
『新世界』
『キング&クイーン』
『最初の哲学者』
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